オークとは、北米を主な原産地とするブナ科コナラ属の広葉樹の総称です。硬さ、重さ、粘りがあり、フローリングや家具の材料として頻繁に用いられます。
種類が豊富で、その多くは加工が容易。オークの中でも特に水分に強い「ホワイトオーク」は、その特性を生かしてウィスキーやぶどう酒の樽などに使用されることでも知られています。「虎斑(トラフ)」と呼ばれる、文字通り虎の斑のような、力強い模様が見られるのもオークの特徴です。
日本の「楢(ナラ)」を英語では「オーク【oak】」と呼ぶほど、楢とオークはとてもよく似た性質を持っています(大きく分けると同じ分類)。ですが、楢はオークよりも若干キメが細かいです。両者を区別するために、楢は海外では「ジャパニーズオーク」と呼ばれ流通することも珍しくありません。
家具で最も使用されているオークの一つはホワイトオーク。ナチュラルでその名の通り色白なホワイトオークの経年変化は、「飴色」とまではなかなかいきませんが、ゆっくりと、じっくりと、淡い褐色へと変化していきます。